偉大な物理学者であるスティーブン・ワインバーグさんと益川敏英さんが亡くなりました。ご冥福をお祈りいたします。両氏ともノーベル物理学賞を受賞しており、素粒子理論に大きく貢献されました。
■ 標準理論
標準理論は、素粒子の性質や、「電磁気力」、「強い力」、「弱い力」の3つの力によって引き起こされる素粒子反応の法則をまとめたものです。電弱統一理論として宇宙全体の5％程度を説明できる理論とされています。
目に見えない謎の暗黒物質（ダークマター）や正体不明の暗黒エネルギー（ダークエネルギー）の存在が指摘されており、「重力」を含めた大統一理論を含んだ「超対称大統一理論」の完成に現代の物理学者は取組んでいるそうです。
■ 小林・益川理論
クォークが3種類（アップ、ダウン、ストレンジ）しか発見されていなかった時代に、クォークが6種類以上存在しているならば、K中間子の崩壊の観測で確認されていたCP対称性の破れを理論的に説明できることを示した理論です。
実際に残りの3種類（チャーム、ボトム、トップ）の存在が実験で確認されています。
■ まとめ
偉大な物理学者が続けて亡くなるというニュースにショックを受けました。50年前の理論が、実験によって正しいと確認され、これからの新しい理論が科学の進歩によって正しいと確認されます。また、理論を応用した技術によって生活が豊かになります。
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東京まで一瞬で行けるどこでもドアが早くできないかなと思う、黒豆柴でした。
