黒豆柴の脳内会議

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【集金人の話】ユースエール認定は企業価値を高める!

職場では、人事採用、人事異動の話題が好物になる時期です。「新入社員は何人採用…」「某有名大卒多い…」「支店に配属されるの何人…」関心のない振りをしても耳だけ全集中です。さて、「くるみん」、「えるぼし」ときたら、次は「ユースエール」の話題になるのは当然だと思う、黒豆柴です🍀

■ ユースエール認定とは?

「若者の採用、育成に積極的で、若者の雇用管理の状況などが優良な中小企業(常時雇用する労働者が300人以下)」として、厚生労働大臣の認定を受けた証です。

「若者雇用促進法」という法律に基づいて厚生労働省が実施しています。認定対象となるのは常時雇用する従業員が300人以下の企業のみです。

この認定を受けた企業の証が、「ユースエール」です。

▼ 厚生労働省より参照:ユースエール認定制度

■ ユースエール認定企業のメリット

ユースエール認定企業になると、以下の支援を受けることができます。

1. ハローワークなどで重点的PRを実施2. 認定企業限定の就職面接会などへの参加が可能3. 自社の商品、広告などに認定マークの使用が可能4. 若者の採用・育成を支援する関係助成金を加算5. 日本政策金融公庫による低利融資6. 公共調達における加点評価

企業のイメージアップ、優秀な人材の確保などが期待できます。

■ ユースエール認定企業になるためには?

認定基準を全て満たす中小企業(常時雇用する労働者が300人以下の事業主)であれば、認定企業となることができます。

1. 学卒求人など、若者対象の正社員の求人申込みまたは募集を行っていること2.  若者の採用や人材育成に積極的に取り組む企業であること3. 一定の要件をすべて満たしていること4. 青少年雇用情報について必要な情報を公表していること5. 過去に認定を取り消された場合、取り消しの日から起算して3年以上経過していること6. 過去に7.から12.までに掲げる基準を満たさなくなったため認定辞退を申し出て取り消した場合、取消しの日から3年以上経過していること7. 過去3年間に新規学卒者の採用内定取消しを行っていないこと8. 過去1年間に事業主都合による解雇または退職勧奨を行っていないこ9.  暴力団関係事業主でないこと10.  風俗営業等関係事業主でないこと11.  雇用関係助成金の不支給措置を受けていないこと12. 重大な労働関係法令違反を行っていないこと

■ 最後に

多くの中小企業は人手不足、従業員の高齢化で悩んでいます。非常事態宣言が解除される地域が出始め、景気が回復に向かうかもしれません。コロナ禍以前は、「売り手市場」と言われるほどであり、高い需要に追い付くほどの供給はありませんでした。また、キャリア意識の高い若者の多くは、「ブラック」ではない企業を探しています。ユースエール認定という形で国が保証してくれる制度を活用しない手はありません。

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「売り手市場」に戻ることが予想されるならば、今のうちに企業価値を高めておくことが必要だと思う、黒豆柴でした🍀