黒豆柴の脳内会議

がんばる『あなた』を応援したい

【集金人の話】売上高原価率!

コピーライターの方が毎日1,000文字以上の記事を書くことを目標にしてみえますが、記事は1,000文字ぐらいがちょうど良い感じなのでしょうか…?手探り状態な、黒豆柴です🍀

■ 売上高原価率とは?

売上高の中に占める売上原価の割合を表すための収益性分析の指標のことです。売上高原価率が低い状況は収益性が高く、逆に売上高原価率が高い状況は利益確保が困難な状態である。収益性分析で率とつくときは、売上高で除することが多いです。売上原価を売上高で除してみます。以下、率については×100を省きます。

「商品を1,000円で販売している。」「期首に商品が10個ある。」「期中に300円で40個を仕入れた。」「期末に20個が売れ残った。」

・売れた個数 30個(10個+40個-20個)・売上高 30,000円(1,000円×30個)・売上原価  9,000円(30個×300円)

売上原価率=売上原価÷売上高

・売上原価率 30%(9,000円÷30,000円)

■ 売上高原価率を下げる方法

売上高原価率を下げるには、売上原価を改善させるか売上高を増加させます。

1. 仕入れ原価を下げる。

仕入れ業者と交渉する。・仕入れ総量を増やし、単価を下げる交渉をする。・仕入れ業者を他の業者に変更する。

2. ロスを減らす。

・廃棄ロスを減らす。・発注ミスによる値下げロスをなくす。・不良在庫がでないように在庫管理をする。

3. オーバーポーションを避ける。

・食材を適量に盛り付ける。

4. 適正な価格で販売する。

・価格をあげる。・価格競争で値下げしたままの商品を見直す。

■ 黒字企業の平均売上高原価率

参考までに黒字企業の平均売上高原価率です。業種や業界、企業規模などによって数値が大きく異なるため、平均は意味がない数字になります。

全業種 70.1%建設業 77.6%小売業 69.2%製造業 78.3%卸売業 80.8%宿泊、飲食業 35.1%サービス業 49.6%

売上原価率が高く利益確保が困難な状況なのでしょうか…。

■ 飲食業の売上原高価率の目安は?

参考までに飲食業の売上高原価率の目安は30%程度とされています。取扱うメニューや業態によって売上高原価率には差があります。

・寿司屋 35〜40%・レストラン、居酒屋 30〜35%・ラーメン屋 30%・カフェ、喫茶店 25〜30%

寿司屋は、最も原価率が高い業種の1つです。高価な食材を仕入れ、生魚などの生鮮食品を扱うので廃棄も多くなりやすいです。カフェや喫茶店は、最も原価率が低い業種の1つです。ドリンクの原価率が低く、数%〜10%程度です。フードメニューも合わせた原価率は25~30%になります。

■ 最後に

原価率を抑える方向性が改善に繋がります。小売業であれば、安く仕入れる、適正な在庫を管理し不良在庫を増やさない。飲食業であれば、食材を無駄にしない、盛り付けの分量を守る。基本的なことですが、従業員の教育が重要となります。

-----

従業員が数字を意識するだけで仕事の仕方が変ってくると思う、黒豆柴でした🍀