人は名前を付けると安心します。名前を付けると、違いを区別したり、説明しなくても理解できたりします。もちろん、新しいモノや価値ができれば新しい名前を付けます。ただ、よく似ていても微妙に違う感触だったり、人によってイメージするモノが違っていたりします。「卵」と「玉子」、「飛騨牛(ひだぎゅう)」と「飛騨牛(ひだうし)」など、知らなくても生きていけることも多いと思う、黒豆柴です🍀
■ 原価とは?
原価とは、商品の仕入れや製造にかかった費用です。理解やイメージもし易いです。
「商品を300円で仕入れた。」・原価 300円
■ 売上原価とは?
売上原価とは、売れた商品の仕入れや製造にかかった費用です。売上原価を抑えれば、利益があがります。
「期首に商品が10個ある。」「期中に300円で40個を仕入れた。」「期末に20個が売れ残った。」・売れた商品 30個(10個+40個-20個)・売上原価 9,000円(30個×300円)
もう少し、かしこく表現すると次のようになります。人は数式で表されると、難しく感じたり、美しく感じたりします。ただ、名前を付けただけなんですけどね。
売上原価=期首商品棚卸高+当期商品仕入高-期末商品棚卸高9,000円=3,000円+12,000円-6,000円
■ 売上高とは?
◎小売業の売上高仕入れた商品を販売した代金を売上高といいます。
「商品を1,000円で30個販売した。」・売上高 30,000円(1,000円×30個)
◎飲食業の売上高料理を提供した代金を売上高といいます。
売上高=客単価×客数×営業日数
■ 原価率とは?
数字は比較すると理解が深まります。売上原価を売上高で除する原価率を昨年と比べてみると、新しい気付きが得られます。
昨年と比べて原価率が高くなっていれば、原因があるはずです。理由を考える参考になれば幸いです。
■ 最後に
売上原価と原価について別に知らなくても困らない。でも、経理上の売上原価を知ることで、毎日の仕事に数字を意識することができる。
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経営者だけではなく、従業員も数字を意識すれば、劇的に利益のでる企業になると思う、黒豆柴でした🍀