黒豆柴の脳内会議

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【集金人の話】労災保険の特別加入制度の対象が拡大する。

2021年4月1日より労災保険の特別加入の対象として、『芸能関係作業従事者やアニメーション制作の作業従事者が加わった』ことは記憶に新しいですが、労働政策審議会厚生労働相の諮問機関)は18日の部会で、労災保険を利用できる特別加入制度の対象を拡大することを了承しました。

料理を宅配する『ウーバーイーツなどの自転車配達員』と『フリーのITエンジニア』について、厚労省による省令改正を経て、9月にも保険料の自己負担で加入できるようになります。

■ 特別加入制度

│ 労災保険

労災保険は、労働者の労働災害に対して所定の保険給付を行い保護することを目的とする制度です。労働者以外の者の労働災害については、国民健康保険国民年金による保護が予定されているところです。

│ 特別加入制度

労災保険の特別加入制度とは、労働者以外の方のうち、業務の実態や、災害の発生状況からみて、労働者に準じて保護することがふさわしいと見なされる人に、一定の要件の下に労災保険に特別に加入することを認めている制度です。

(特別加入できる方の範囲)・中小事業主等・一人親方等・特定作業従事者・海外派遣者

■ 特別加入者の保険給付等

特別加入者に対しても、労働者と比較して相違点はあるものの保険給付及び社会復帰促進等事業が行われます。また、特別加入者の保険給付を受ける権利は、特別加入の承認の取消、又は団体等からの脱退によって変更されず、特別加入者でなくなったことによっても変更されません。

■ まとめ

最近の厚生労働省の対応は素早いと感じます。ニュースで騒がれたり、社会的に問題になったことには、何らかのアクションがあります。

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SNSで声をあげることが必要だと思う、黒豆柴でした。